【深川通り魔殺人事件】事件に隠された不思議な因果とは?

どうも、青井と申します。
都市伝説を読み漁っていたころにネットで見かけた話を、先日ふと思い出しました。

それが以下の話なんですが…

街を歩いていた若い母親とその幼い子供が、通り魔に刃物で刺殺されるという事件が起きた。
犯人は捕まったが、警察の取り調べではしばらく前から頭の中で殺せ…殺せ… という声が聞こえてきて、気が付くと刃物を持って外を彷徨っていたと供述した。 
その母子に出会う前まで多数の人間とすれ違っていたが、通り魔とはいいながら母子を狙いすましたように刺殺した。
もちろん犯人と被害者母子には全く面識もなかったわけだが、母子の前を通りかかると頭の中の声がそいつらだ!殺せ!殺せ!と命令してきたという。
警察が不審に思って家族関係や周辺関係を調べてみると、恐ろしい事実が判明した。 
過去に犯人の祖父が被害者母子の祖父に刃物で殺害されたという事実があったという。 
偶然か分らないが、そういう恐ろしい話が実際に合ったという。

みなさんは、この話知っていましたか?

一見ネット上の創作話にも見えますが、実はこの話の元になった事件は実在しているのです。

深川通り魔殺人事件 概要

今から40年前以上も前、1981年6月17日の午前中に事件は発生しました。
江東区の森下2丁目にある商店街で、1歳と3歳の幼児、子供達の母親、通行人女性1名の計4名が犠牲となったそうです。

犯人は通行人の女性を連れて付近にあった中華料理店に立てこもりましたが、午後6時頃、人質だった女性が自力で脱出しました。
これを機に警察隊が店に突入し、容疑者を拘束。

こうして事件は幕を閉じました。

容疑者と被害者の因果

では都市伝説のような因果は実際にあったのか?というと、これは事実のようです。
実際に容疑者の祖父は、被害者の祖父によって殺害されています。

ただし、事件の概要からわかる通り、被害者親子以外にも犠牲者や被害者はいます。
都市伝説にある「母子を狙いすましたように」というのは投稿者の脚色と考えた方がいいでしょう。

そして、容疑者には恐喝罪や暴行罪など前科が多数あり、事件当時は覚せい剤中毒状態で統合失調症と疑われる精神病を発症していたと記録があります。
被害者親子が受けるべき報いではありませんし、本件は卑劣な犯罪者によって起こされた事件であることに他なりません。

まとめ

本事件はその残虐性や、加害者と被害者の因果も話題となり、ドラマや書籍の題材として取り扱われていたそうです。
やはりただの偶然として理解することは難しく、当時の人々も私たちと同じ感覚だったのでしょう。

不運な巡り合わせから脱却するには、時に見えない力に頼ることも必要なのかもしれませんね。